高校・共通教科情報科

情報Ⅰを教える方へ

現行課程の根拠資料、情報Ⅰの4領域、大学入試への導入経緯、授業設計で大切にしたい論点をまとめています。

現行課程(2022〜)平成30年告示

現行課程を確認する資料

次期課程の審議は進んでいますが、現在の授業は平成30年告示の学習指導要領に基づきます。

高等学校学習指導要領・解説 情報編現行の授業内容を判断する基準情報Ⅰ 教員研修用教材4領域の本編・演習資料情報Ⅱ 教員研修用教材情報Ⅰの先にある選択科目の資料情報・技術WG第12回の解説2026年7月30日の取りまとめ案を学校段階別に確認指導体制改善プランの解説研修、教材、免許状制度、年度工程を確認次期教育課程の審議動向現行制度と検討中の案を分けて確認

情報Ⅰの4領域をどう捉えるか

4領域を別々の知識として終わらせず、情報技術を使った問題発見・解決の過程で結び付けます。

01

情報社会の問題解決

情報とメディアの特性、法規・制度、情報モラルを学び、社会の問題を発見して解決策を考えます。

  • 情報やメディアの特性を理解する
  • 法・制度・情報モラルを扱う
  • 問題解決の方法を実際に使う
02

コミュニケーションと情報デザイン

目的と相手に合わせて情報を整理し、表現を設計し、伝わり方を評価して改善します。

  • メディアと伝達手段の特性を比べる
  • 情報を整理して表現を設計する
  • 他者の評価を改善へつなげる
03

コンピュータとプログラミング

コンピュータで情報が処理される仕組みを理解し、アルゴリズムとプログラムで問題を解決します。

  • デジタル化とコンピュータの仕組みを知る
  • アルゴリズムを表現する
  • 実行・評価・改善を繰り返す
04

情報通信ネットワークとデータの活用

ネットワーク、セキュリティ、データベースの仕組みを学び、データを集めて分析し、判断に使います。

  • 通信とプロトコルの役割を理解する
  • 安全に情報を扱う方法を考える
  • データの整理・分析・解釈を行う

共通テスト「情報Ⅰ」の導入を確認する資料

導入前に公表された方針・検討資料と、実施後の情報を確認できるページをまとめています。

国立大学協会

2024年度以降の国立大学の入学者選抜制度

国立大学の入学者選抜で、大学入学共通テストの「情報」を加えた6教科8科目を原則とする方針が示された時点の記録です。発表ページを見る ↗

大学入試センター

令和7年度以降の試験に向けた検討

情報Ⅰのサンプル問題、試作問題、出題方法などが公表され、初回の共通テストへつながった資料群です。検討資料の入口を見る ↗

大学入試センター

大学入学共通テストで「情報Ⅰ」を実施

検討段階の資料は、実際の試験へ移りました。現在の問題・正解と今後の実施情報は、情報入試ページで年度を分けて案内しています。現在の情報入試を見る →

授業設計で誤解しやすいこと

情報Ⅰの一部分だけが強調されると、科目全体の目標が見えにくくなります。

01

プログラミングだけの科目として扱わない

情報Ⅰは、情報社会の問題解決、情報デザイン、コンピュータとプログラミング、ネットワークとデータ活用をつなぐ科目です。

02

情報デザインを、見た目の装飾だけにしない

目的と相手に合わせて情報を整理し、表現を設計し、評価して改善する過程を授業に含めます。

03

データ活用を、表計算の操作だけにしない

データを集め、整理・分析し、結果を解釈して問題解決へ使うところまでを一つの学習として扱います。

04

「必修」と「必履修」を区別する

情報Ⅰは共通必履修科目です。旧課程でも情報科は選択必履修であり、情報教育そのものが2022年度に初めて始まったわけではありません。

説明の先に、実際の活動を置く

学習指導要領の用語を説明するだけでは、情報Ⅰの学びはつながりません。画像を編集して画素やRGBを意識する、プログラムを作って順次・分岐・反復の必要性に気付く、集めたデータから判断して説明するなど、体験した現象を後から言葉と理論へ結び付けます。

一つの正解を再現する実習だけでなく、制作物や分析結果を他者に説明し、評価を受けて改善するところまでを授業に含めると、4領域を横断できます。

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